体のリズム(体内時計)が体調に深く関わる理由
いつも元気で過ごしたいのに、朝がなかなか起きられないなんてことありませんか? それってもしかしたら体内時計が乱れているのかも!? 体のリズムを知って元気を取り戻しましょう!
もくじ
1.身体のリズムとは
人の体はいくつもの『リズム』があることをご存知ですか? 体のリズムといわれてピンと来なくても『体内時計』という言葉は耳にしたこともあると思います。
例えば多くの人は、朝目覚め、夜に眠くなり、 女性ならば月に一度月経があったり、心臓が鼓動を打ったり、呼吸をしたりなど、身体中がそれぞれのリズムを持っているのです。
「明日はテストなのに眠くて起きていられない」
「なんだか体がだるいな。」
「最近イライラするのは生理のせいかな?」
なんて、実はこのリズムに振り回されることもしばしば。
このようにそれぞれの場所がいろんなリズムで動いているのだから、体温だって朝と夜では違うし、春はいつも眠くなったりします。
しかし1日の体温変化にも、春が眠いことにもちゃんと意味があります。
体のリズムを理解して、その時々にあったメンテナンスをしてあげれば、より元気に毎日を過ごすことが出来るようにセルフメンテナンスしていきましょう!
2.体内時計の種類
体のリズムである体内時計は、大きく分けて5種類になります。
①年周リズム
1年周期のリズムで、季節リズムともいいます。渡り鳥の飛来やクマの冬眠などもこれにあたります。 人間も春になると眠くなったり、秋に食欲が増したりします。
②月周リズム
約1ヶ月を周期としたリズムです。女性の月経や女性ホルモンの分泌に関係しています。
③週周リズム
1週間を周期としたリズムです。血圧は1週間の中で変動したりしています。
④日周リズム
1日を周期としたリズムです。体温は朝目覚めてから上がり始めて、日中は高く、夜になるにつれて下がっていきます。 時差ボケはこのリズムが狂ってしまうことで起こります。 内蔵もいつも同じように活動しているのではなく、1日の中で休んだり活動したりしています。
1日の中でそれぞれ活動のピークが異なる ↑
⑤90分リズム
人間の睡眠は約90分で浅くなったり深くなったりを繰り返しています。人間の集中力も90分だと言われています。
このようにいつも体のどこかが活動したり休んだりを繰り返し、暖かくなれば骨盤が開き、寒い時期には骨盤は閉じていきます。
時間や季節によって、その時々に合わせた身体の状態を作っているので、今の身体の状態を知ってケアをすることはとても大切になってきます。
3.身体のリズムが乱れるとどうなる?
体内時計は睡眠と深い関係があります。
ついつい遅寝になってしまったり、休日に寝だめをしてしまうこともありますが、これらの繰り返しで体内時計が乱れ身体に不調を起こしていきます。
体内時計の乱れると正しい時間に働くべき身体の機能がうまく働かなくなり、頭痛や食欲不振、不眠などの心身の不調や病気や老化の原因になります。
4.身体のリズムを整えることのメリット
体内時計と体調が密接な関係があることは5つの体内のリズムをみるとよくわかりますよね。
体内時計が本来のリズムになると、朝スッキリと起きられるようになり、そうすることで正しい時間に腸が動き、排便リズムができ、朝や昼に活動的に動けるので夜にしっかり眠気が来て深く眠れる、お肌のゴールデンタイムに睡眠を取ることで美肌も目指せるという風に、体に健康的な良いリズムが出来上がるというわけです。
それでは、どうすれば乱れた体内時計を元に戻すことができるのでしょうか?
5.体のリズム(体内時計)をリセットする方法
- 早寝早起きが理想!まずは「早起き」から
早寝早起きが体にいいことなんてわかっているけど、なかなかできないものですよね。
そもそも遅寝の習慣がついていると、早い時間に眠くならないのです。
その為、遅寝の習慣がある人は「早起き」にチャレンジしてみましょう。
- 太陽の光で体内時計リセット
遅寝で慣れた体で早起きすると、とにかく始めは辛いです。
でも太陽の光を浴びると次第に脳に刺激が加わり体が起きてきます。
体内時計リセットには丸一日かかると言われていますので、とにかく早起きして太陽の光を浴びることをやってみましょう!
それだけを毎日繰り返すだけでもかなり効果があります!!(私は効果がありました)
- 朝ごはんをちゃんと食べる
3食決まった時間に食べることも内蔵や脳を刺激するので効果があります。 また、朝ごはんにいきなり甘いケーキなどを食べると血糖値が急上昇してしまい、体がだるくなることもあるので、生野菜など酵素が取れるものを中心に食べるのがベストです。 朝からそんな余裕ないという時は、シリアルや野菜ジュースでも脳の活性化には良いそうです。
- お昼寝するなら15時までに30分以内で
大人も昼寝は効果的です。あまり長く寝てしまうと体内時計がずれてしまうので、30分以内にするとスッキリします。
- 夕飯は早めに、そして少なめに
朝は少なめ夕飯はがっつり!なんて人も多いと思いますが、夕飯は腹8分目がいいそうです。 また寝る前ギリギリに食べると、胃に食べ物が残り寝てる間も消化活動が行われてしまうので、興奮状態となってなかなか寝つけません。 寝る3時間前までに食べることで、細胞が消化体のメンテナンスをしてくれるので、翌朝スッキリ起きることにもつながります。
- 入浴は寝る1時間前がベスト!
体温は1日の中で日中にかけて上昇し、夜にかけて下がっていきます。つまり体温が下がると体が入眠モードに入るので、お風呂で一度体を温め、入浴後に体温が下がることで眠りにつきやすくなります。
- 寝る前のストレッチで体も心もほぐそう
凝り固まった体をストレッチで和らげてあげることも眠りにつきやすくなるので効果的です。 体をほぐすことはストレス解消にもなるのでオススメです。
- 寝る前に強い光を浴びない
テレビやスマホなどの強い光を浴びると脳が刺激されてなかなか眠りにつけなくなります。 部屋の明かりを1つ落としたり、間接照明にするなど工夫すると良いかもしれません。
いかがでしたか? 出来ることから少しずつ始めてみると、意外と良い習慣が身につきます。 スッキリ起きて朝活!素敵女子を一緒に目指しちゃいましょう♡